2011年8月7日日曜日

【百名山】鳥海山、月山

【 日 付 】2011年8月06日(土)~08(月)
【 山 域 】東北日本海側
【メンバー】あろん
【 天 候 】晴れ時々ガス
【 ルート 】
8/6(土)
豊橋15:41++16:15浜松16:21++19:02熱海19:10++21:00東京
東京21:20==ドリーム鳥海高速バス==05:15象潟
8/7(日)
象潟06:10¬¬==鳥海登山バス==06:45鉾立
鉾立7:00—8:00賽の河原—8:36御浜小屋—9:15御田ヶ原—9:37七五三掛—11:15御室小屋—新山—12:17御室小屋—12:36外輪山へ—12:56行者岳—13:21文殊岳—13:57七五三掛—14:39御浜小屋—16:13鉾立
鉾立16:20==登山バス==17:00象潟
象潟18:00++18:43酒田18:57++19:37鶴岡  鶴岡グランドホテル泊
8/8(月)
鶴岡7:00==登山バス==9:00月山八合目
月山八合目9:05—10:44仏生池小屋—11:42月山三角点12:00—12:56牛首—14:06姥沢小屋—14:13姥沢バス停
姥沢バス停15:20==15:55月山銘水館(入浴)18:03==18:16西川バスストップ
西川バスストップ18:37==20:00仙台
仙台21:30==高速バス==7:10名古屋
【交通宿泊費】
豊橋~東京      JR青春18切符    2,300円
東京~象潟      高速バス        8,770円
象潟~鉾立      鳥海ブルーライナー 1,500円
象潟~鶴岡      JR            1,110円
鶴岡グランドホテル  素泊           3,900円
鶴岡~月山八合目  庄内交通バス     2,000円
姥沢~月山銘水館~西川バスストップ 西川町営バス  700円
西川バスストップ~仙台 高速バス      1,700円
仙台~名古屋     高速バス       10,190円
       合計       32,170円
【鳥海山の巻】

 新潟地方を襲った豪雨のために、寝台特急「あけぼの」が運休になり、当初の計画より1週間遅れての決行となってしまった。
 その後の「あけぼの」は運行再開のめどが立たず、名古屋から仙台経由も考えたが東京から象潟駅を経由して本庄までの夜行バスを見つけてなんとか予約することができた。
 象潟で夜行バスを降りると早朝の駅は、鳥海山への期間限定運行バスを待つ登山者はわずかに僕を含めて3名のみだ。駅からは線路越しに大きな鳥海山が見える。
 まもなくやってきたバスに揺られて鉾立に降り立った。天気はまずまずだ。
 石畳状の整備された登山道を上って行くと日本海が見えてくる。札幌あたりへ飛行機で向かうとちょうど真下に見える景色がこのあたりかと思うと感慨が深い。
 ジュイーッジュイーッと鳴く鳥が珍しくカメラを向けた。
 斜面いっぱいに咲くニッコウキスゲの群落を越えると賽の河原も近い。花の多い登山道を楽しみながら行く。ハクサンシャジン、シロバナトウチソウ、チョウカイアザミ、チョウカイフスマなど、どんどんいろんな花が現れておもしろい。
 顕著な尾根を登りきると、たおやかな稜線にあがる。御浜小屋の反対側には鳥海湖がすばらしい。鳥海湖の向こう側には鉄かぶとを伏せたような鍋森が印象的だ。天気を見ながらの日程調整だったので展望景色は満足ではあるが、そのぶん金がかかる。

 ふと遠方をみれば月山、朝日連邦、飯豊連邦も雲の上に顔を出している。
 八丁坂の長く大きな鞍部を過ぎ、七五三掛の分岐を千蛇谷へと向かえば雪渓を残す谷には夏道がしっかり現れていて、8本爪のアイゼンはボッカに決定だ。
 きついのぼりを休み休み行く。やはり登山者も多く、同じようなペースの人と抜きつ抜かれつだ。
 ツガザクラの群落に感動しながらひと登りすると、岩が積み重なった登山道はジグザグになって頂上台地へと上がっていく。よっこらせとあがると、御室小屋に着いた。
 登山者でいっぱいだ。40人ほどいるだろうか。
 ここまでこれといった水場もなく、仕方がないので大物忌神社の社務所で500円出してペットボトルの水を買い、缶コーラをゴクゴク、うまかったけど合計1000円の出費だ。贅沢をしてしまったがたまには良いね。
 ザックをデポして新山へ向かう。すぐそこかと思っていたら結構奥が深く、きりたった岩の間を通り抜けたりして、プチ岩登り気分が味わえた。
 御室小屋に戻りパンをかじる。気がつけば千蛇谷あたりからどんどん雲がわいてきている。さあ、出発しようか。
 外輪山の峰に向かえば、小屋の裏手に雪渓からドウドウと流れる水場があって悔しい思いをする。まあこんなもんだ。
 外輪山からの眺めはまた格別だ。新山、御室小屋、雪渓、いい眺めが楽しめる。

 下山道は七五三掛で往路と合流して鉾立へと向かった。最終バスの時間を気にしながらゆらゆら歩く。期間限定のバスであるがゆえに、数年来の思いがかなえて、満足感もひとしおの鳥海山となった。
【月山の巻】

 鶴岡駅前のホテルは楽天トラベルで最安のホテルを検索で選び予約した。若者グループが深夜まで騒いでいてやかましく、前日の夜行バスや鳥海山の疲れもあったのか寝坊して朝一番のバスに乗り遅れてしまった。
 それでもこの時期は1時間後には第2便があるのでまだ気分的に余裕がある。
 バスは羽黒山を経由して月山八合目まで2時間あまり、出発時には登山者3名だったのも途中の月山ビジターセンターという宿泊施設で、女性ばかりの団体を10名ほど乗せてどんどんと高度を稼いで行く。
 月山八合目駐車場はなかなかの観光施設もあり、団体バスでやってきた白装束の老若男女でにぎわっている。天気はガスが出てしまって視界は50mほどか。
 登山道に入れば木でできた桟道が池塘の間を突き抜けていく。ガスが晴れていればさぞかし良いところだろう。
 やがて道は石畳となる。信者の方々が整備するのかな、でも結構歩きにくい。
 今回は花には恵まれた山行きとなり、ここでも珍しい花がいっぱいだ。
 仏生池小屋に着いてもガスが晴れてくれない。あ~~ぁ。花がいっぱいだからそっちで代替満足だなこりゃ。
 行者返しのきびしいのぼりを越えると尾根が開けてきた。ガスもだんだん晴れてくる。なんとなく月山山頂が目視できてくる。なかなかの太い稜線であることがわかる。
 あいかわらず白装束の人が多い。
 尾根にも桟道が現れてきた。ひと登りであっさりと三角点に着いた。
 地元の単独女性としばし歓談。山ガールというよりは年齢のわりにクラシック山女というか、トラディショナル女流登山家のいでたちである。山ガールのいでたちに飽きてきたのでこちらのほうが最近は話しやすい。ただ東北弁はわかりにくいのが難点だ。
 ランチは今日もパンだ。今回は珍しくガスは持ってこなかった。
 月山神社は格調高く、僕なんか境内に入りづらかったので、「撮影禁止」とういう看板ぐらいしか写真をとる気にもなれずそこそこに足を先に進めた。
 立派な頂上小屋は行き交う信者の多さからも、信者向けに現役で機能しているようで月山の信仰の篤さがうかがえる。
 ガスも晴れ始め熱い日差しが降り注いでくる。鍛冶小屋跡あたりから下山コースが見て取れる、月山は想像以上に大きな山塊だった。
 どんどん上ってくる人とすれ違う。姥沢からのルートのほうが大きな山塊を登るようなイメージが強いのか、なかなかのいいコースだ。

 牛首で姥ヶ岳には向かわず、くだりのルートで桟道を延々と下って行く。登山道の整備も大変だ。大きな雪渓ではスノーボードに興じる若者がいた。桟道の照り返しも暑い。リフトも使わずに下りに下れば姥沢小屋の裏手からアスファルトの道に飛び出した。
 なかなかの山であった。