2013年12月22日日曜日

【鈴鹿】御在所 藤内1ルンゼ左又~後尾根~中道

 クライミングの師匠りゅうさんと、冬季御在所、後尾根に行ってきた。

 菰野町役場を超える頃には大粒の雨になってきた。
 さあ、どのあたりから雪に変わるのだろう。そんなことを考えながら鈴鹿スカイラインに入ると、天気は小雪状態になった。
 りゅうさんは駐車スペースを確保してくれている。ありがたいことだ。
 お互い4WDとはいうものの、タイヤはノーマルで僕のなんかはツルツルだ。

 支度をして、裏道から歩き出すと若いカップルが雪のついた七の渡しの橋で、ビビっている。
からかいながら、抜きつ抜かれつ藤内の入口へと着いた。汗びしょびしょである。
 今日は冷え込むという予想から、アウターを厳冬期のものにした。これが暑い。
 アプローチまでの衣服調整がむつかしい。いつもこんな感じなんだが、毎回汗びしょびしょになる。学習能力があまりない。

 山は一ヶ月ぶりというりゅうさんの足取りは相変わらず早い。前回の前尾根の体調不良もあったので、遅れ気味にマイペースで行かせてもらった。

 藤内入口で装備を身につける。
 アイゼンはペツルのリンクスを装着している。アイスクライミング用の前歯縦爪変則15本歯だ。昨年、藤内沢で1回使って以来だ。少しでも道具に頼りたいと思う歳になったのかな。なんて最近は自分で自分を納得させることにしている。
2本の片方をバナナピックのにしなきゃ、と思っているうちにカジタのアイスハンマーは廃盤になってしまった。困ったことだ。
藤内滝をチラ見る


 通い慣れた藤内沢を横切ってプチラッセルで1ルンゼへ向かう。だんだん斜度が増してくる。


 1ルンゼ左俣へ入るとこんな景色が見える。

1ルンゼ左俣で上部からペアが懸垂下降で降りてきた。YY沢の左岸を登ったのだろうか。横尾尾根へのアイゼントレーニングだそうだ。
 まだ稜線上ではないので風は大したことはなかったのだが、懸垂下降のペアを待つこと10分弱。結構冷えた。結構、左にフラれていた。


 さてここからが今回の本番。ガリガリゴリゴリと岩と雪と氷の世界だ。

 凹部を右に取り、アイゼンの歯を効かせながら慎重に登る。氷があまりないので岩角にバイルを引っ掛けながら登る。
やがて大きなチョックストーンの真下、洞窟のような場所にたどり着いた。




ここからが核心部。通常はチョックストーンの内部をくぐり抜けるのだが、今回はりゅうさんのリードで難易度を上げて左から巻いた。
 ビレイと登攀にド真剣で画像が残っていないのが残念であるがそれも致し方ない。

一歩目の上部への立ち上がりがビビる。足を滑らせたら100mぐらいは落ちるだろう。確保してもらっているので安心だが、それでもかなりビビる。

そのあとはクラックがあるのだが、むつかしい。左上を見ると残置シュリンゲにカラビナがぶら下がっている。右を見ればキャメロットのカムが突っ込んであった。
さすがに携行品の準備は万端である。

ありがたいことである。ダブルA0で体を持ち上げるが、 こんどは右側の滑り台状の巨岩に足が上がらない。
日頃のストレッチ不足がここにきて祟ってしまった。

なんとか膝を使ってよじ上がった。ここまでくれば核心部終了である。

後尾根にたどり着いてみれば、暴風雪の様相になっていて、体が飛ばされそうになる。

あとは中道合流部へ藪の中をラッセルである。

実に楽しく、充実した一日であった。 りゅうさんに大感謝である。


下山時は、バラエティーに富んだ人物の登場ばかりで、苦笑いと、爆笑の帰路となる。さすがが御在所だ。

①スニーカー軽装の兄ちゃんは、中道キレットを無事に越えられただろうか?
②地蔵岩でのエクストリームアイロン掛けの兄ちゃんはどこに画像をUPしているんだろう?
③サンタさん、トナカイさん御一行はその後のイベントはあったのかな?

 やっぱり冬の藤内は素晴らしいのだ。

2013年12月19日木曜日

雨の中びしょびしょ8kmラン

16時ごろ雨が止み、うっすらと青空が見えたので走りに行ったが、30分もたたないうちに本降りになっちゃった。
ほぼ一日おきに走っているので、今日は10kmにチャレンジするつもりだったが、ビショビショになってそそくさと帰宅。
コースは新コース。りんくう回れば10kmは確実だったけど残念。
1kmを8分ぐらいで走るのが自分に合っている。
まあこんなもんでしょう。



Garminコネクトの雨の中びしょびしょ8kmFujiiHiroshi詳細

2013年12月17日火曜日

明日の天気予報が雨なので連日のラン

明日の天気予報が雨なので今日も走ってみた。
久しぶりのランが昨日。その翌日なので体が重い。
それでもなんとか1km8分で走ることができた。距離も8km走ることができた。
60分間走り続ければ、なんとかなりそうな気はするが、ハーフマラソンのレースまであと2か月を切ってきた。
明日は休養日。イコール仕事。(笑)

Garminコネクトの8kmランFujiiHiroshi詳細

2013年12月16日月曜日

7kmランニング。寒かった。

夕方からりんくう前島へ。
往きは追い風で楽ちんだったが、帰りは向かい風できつかった。
それでもスローペースではあるものの、7km走り続けることができました。
連日走ることができればいいんだけど、なかなかむつかしい。
最後はGPSが電池切れで300mほど測れなかった。
いい汗かきました。冷えないようにすぐに入浴。



詳細は↓
Garminコネクトの7kmラン詳細

2013年12月12日木曜日

寒いのに東海市へポタリング


12月の初旬で電動アシスト自転車購入から2か月目となり、無料点検がしてもらえる。
車の新車と同じみたいだ。
今日は仕事が休みなので午前中から、東海市のサイクルベースあさひへ向かった。
思ったより風が冷たくて、体を温めながら漕ごうとすると結構きつくなってくる。
途中常滑市の北部まで来ると伊勢湾対岸の鈴鹿の山々が見える。
まだまだ黒い山肌だ。
風は冷たいので雨が降れば一気に白銀に衣替えとなるんだろう。
帰路昼ご飯は加木屋のcoco壱番屋でビーフカツカレーにした。これまた楽し。

常滑に入って前山ダムを回ってみた。ダム公園では風の当たらない暖かい場所で 読書する老人がいた。
自分もあと20年ぐらいしたらこんなのがいいな。
GPSのログをHOLUX m-241でとってみた。30秒に一回のログ取りだ。
ログ取りだけならこれで十分かな。お値打ちだし。単三電池一本でいいし。
一長一短があるね。

寒かった。体の芯まで冷えてしまった一日だった。
熱燗でも飲むかな。


さらに詳しくは↓
Garminコネクトの東海市へポタリング

2013年12月8日日曜日

矢原川左股右岸尾根を行く

【日時】2013/12/8 晴れ
【メンバー】浦川さん、藤井
【コース】坂本~茶畑跡~西岨(ニシソバ)~不動明王祠~法印のコバ~上不動滝~定穴~茶畑跡~坂本

あれは10年程前だったろうか、単独で矢原川の滝の巻き道を左岸に取り、どこかで右岸に渡り、尾根上へ向かう踏み跡をたどった場所に、洞穴がありその中に安置されている石仏にドキリとしたのは。この場所が定穴であることを後から知った。
その場所の上だったのか、下だったのか、野登山が望める岩場で足元に梵字で大日如来の文字が彫られており、これまたドキリと足を引っ込めた。

そんな思い出をたどりながら矢原川左股の右岸にある、西岨(ニシソバというらしい)462.1m三角点を踏んで不動明王祠までの尾根道の計画を立ててみた。

坂本の棚田の公共駐車場に駐車する。
矢原川の林道に向かうと2年前にはなかった獣除けの檻状のゲートができていた。これを開けて林道を行くと茶畑までの一か所斜面からの崩落で道が埋まっていた。

茶畑は何年も放置されているのかますますジャングルになってくる。
朝早く目が覚めて「ラジオ深夜便」を聞いていると今日の花はお茶の花であった。そんな放置されて伸び切ったお茶の木だがまさに白い可憐な花をつけていた。初めて見るお茶の花に可愛らしさを覚える。

お茶畑から矢原川の流れを渡り対岸の斜面に突っ込む。薄い踏み跡なのか、けもの道なのか、そんな斜面を高度を上げていくと茨のバリケードにつかまった。


 今日はのこぎり持参である。久しぶりの装備であり、出発時には笑っていた浦川さんもこの場所でのこぎりの威力を知ることになるのだ。

一汗かいて西岨についた。意外にも山頂プレートが3つほどある。三角点マニアはここにもいたようだ。

どうも石谷川のほうから上がるか、尾根の末端あたりから上がったほうが簡単なのかもしれない。

ここからの尾根は、一般登山道の中で鈴鹿では難ルートと言われている仙ヶ岳南尾根に続いている。
とりあえず石谷川イタハシ谷登山道から尾根に乗り越す場所にある不動明王の祠まで 尾根通しで行ってみることにした。

尾根は高度を増すにつれて痩せ尾根になったり、岩峰が現れたり、アップダウンもあり、急降下の尾根取りがわかりにくかったりして、なかなか厳しい尾根ではあるがルートファインディングが実に面白いコースである。


やがて大岩の下にたどり着いた。これが不動明王の祠の大岩であった。

さて、これをどう乗り越えるか。

まずイタハシ谷側の北に回り込んでみる。テラス状の足元はスパッと切れている。
岩の高さは4mほどの高さはあるだろうか。
ちょっとしたクライミングの世界であるが、ここは最後の手段。確保は二人なので何とかなりそうだ。
頭上にはなぜか「交通安全」ののぼりがあざ笑うようにはためいている。
とりあえずもっと簡単にアプローチできる方法はないものかと、いったん南の斜面に下りてみる。
斜度はかなりあるが、法印のコバ方面に下りるルートに合流できないかとたくらんだ。
ごくごく薄い踏み跡をロープを張りながら慎重にトラバースすれば、なんとかルートに合流完了することができた。

不動明王にお参りをして岩の上部の仏像とご対面。ここでランチとした。

仙ヶ岳南尾根を若いペアの登山者が「ここ面白いね!」と言って登っていく。我々は彼らの眼中には全く入ってないようだ。
ここからふりかえれば茶畑や西岨が見える。


一息入れて法印のコバへと下る。
固定ロープを何本つかんだだろう。かなりの急降下だ。
法印のコバに着くと荒れつつある石仏が数体佇んでいる。

それぞれの石仏の名前は知らないが、向かって一番左の炎のような形をした石は不動明王を表しているのではないかと勝手に思っていた。
それが今日はどうだ、前のほうに転倒しているではないか。
直すべきか・・・。う~~ん悩んだ挙句そのままにすることにした。これが心残り。またの機会がきっとある。と自分で納得する。

今日は基本的に矢原川左股の右岸を行こうと決めていた。
右岸を行くと鈴鹿最大の滝と言われる下不動滝は完全に巻き道となり、お目にかかれない。
しかしながら、思うにこの右岸の道が坂本の村人の参拝道ではないかと思っている。
なぜなら、ところどころ崩落してしまってはいるものの、道が整備されているように思うからである。
上不動滝の滝の岩盤には左右両方に不動明王像をまつったといわれる、30cmほどの穴がある。
ここへのアプローチは右岸から。

そして上不動滝から少し下るとやはり右岸側に定穴への道が現れる。
(余談だが鈴鹿ハイキングクラブのHPにある絵地図は定穴の位置が間違っている)
この定穴は高さ1m、奥行き2mほどで修験道の行者が入定した場所とか、行者像がまつられているとかいろんな文献やレポートがある。
しかしながら、あくまでも自分の意見なのだが、どう考えても、どう見ても、ここに祀られている石仏の顔が優しすぎる。まちがいなく女性の仏様だと思う。


かつて初めて定穴に訪れ、その独特な雰囲気に感動して下山したときに、坂本の棚田で働く女性に定穴について尋ねたことがあった。

その女性曰く、坂本のお寺と同じ仏様がお祀りしてあって、村で結婚した新婚夫婦がまず最初に子宝に恵まれますようにとお参りに行ったと聞いた。

まさに胎内仏像の様相で登山関係の書とはえらい違いであるように思う。

僕は定穴の石像は阿弥陀如来像だと確信しているがどうだろうか。
次回はもう少し鮮明に画像を撮ってこようと思っている。

道はやがて植林帯になり茶畑に帰ってきた。

思い返せば、厳しいキレットの尾根や仏像。そういえば途中に表面がおぼろげな古い石像もおかれていた。
不動明王祠、法印のコバ、定穴、痩せ尾根・・・・。
ふと、ここは鈴鹿のパワースポットなのではないかなと思う。
大好きな仙ヶ岳周辺。感謝の思いがわいてきた。

さあ次は梵字をもう一度探しに行こう。

やっぱり今回も仙ヶ岳まで届かなかったか。でも、まあいいや。

鈴鹿のパワースポット仙ヶ岳矢原川流域をたどる。
仙ヶ岳矢原川パワースポット | Garmin Adventures

2013年12月5日木曜日

2013年11月24日日曜日

【美浜町最高地点】老眼山と【南知多町、知多半島最高地点】高峰山

11/23は勤労感謝の日、仕事があるということは幸せなことである。
これは自営業者としての真骨頂である。

今年最後の連休は2日続けて知多半島をポタリング。昨日は武豊町の最高地点警固山と美浜町の一等三角点鍋山を訪れた。
今日も小春日和のいい日のようなので、さらに知多半島を南下して、美浜町の最高地点、老眼山111.0mと、南知多町の最高地点高峰山128.5mを目指すことにする。
自宅を10時に出発。近場はこれがいい。
しかも手作りのおにぎりをトレラン用のリュックに入れた。
まず、美浜少年自然の家という、愛知県の研修施設に向かう。この施設のハイキングコースに老眼山がある。

キャンプファイヤー場から続くハイキングコースを上がっていくと、老眼山への分岐に出合う。しかし老眼山とは、自分の最近の目の劣化をつかれた様でなんとも・・・。山名の由来など知りたいものだ。
木で土留めされた急こう配の階段を下ったところで、電チャリをデポ。あとは歩きできつい階段を一気に上がると山頂に着いた。

低山なのであっけない。
老眼山山頂

野間村二等三角点

気が付けば、老眼山はきれいな双子峰だった。







さて次は南知多町の最高地点であり、知多半島の最高地点、高峰山を目指す。
この山は知多半島の最高地点であるにも関わらず、前述の熱田労山監修の「愛知の100山」には載っていない。
実は高峰山はかつて「内海フォレストパーク(1982~2003)」として、バブル全盛期にはフィールドアスレチック、ディスクゴルフ(いずれも死語か)や芝生広場などのレジャー施設があり、アウトドア型のテーマパークとして名鉄が経営しており、海岸線の駐車場からロープウェイ(このロープウェイは日本一の斜度という歌い文句だった。)を使って一気に山頂公園にアクセスしていたのだ。
内海フォレストパークのHPの残骸
 http://web.archive.org/web/20031007223832/http://www.gld.mmtr.or.jp/~forest/
ロープウェイの往復と入園料で1000円を払わないと到達できない、レジャー施設の一隅の山頂であったのだ。

前置きが長くなった。というのも今はどうなっているかというと、ジャ~~ン。

閉鎖というか、封鎖というか・・・・。
かつての従業員が利用していたであろう、内海東端からの山道から向かうと完璧に両サイドさえ20mほど手前から網で封鎖され、横入りも許さぬ!といった構造物が設置してある。
前地権者の名鉄といい、南知多町といい、なんともやるせないというか、知多半島の住人としてかつ、一登山者として腹立たしくも悲しくも思えてきてしまう。
これも開発、営利、というどうしようもない事実を突き付けられたようだ。
施錠されたゲートには無断侵入者には罰金10万円いただきます。とのお触書まである。

内海フォレストパークが閉園して10年。ネット上にも昔の情報しかなく、廃墟になっているとかいろいろ言われているが、果たして今はこの奥がどうなっているのか。
いや奥はどうでもいいのだ。知多半島の最高地点の三角点が踏みたい。風光明媚な山頂に立ちたい。それだけなのだ。

この封鎖を突破する気にもならず、地形図を見る。
利屋から西村に伸びる破線が目についた。高峰山山頂から北東に400mほど離れている。

余談であるが、地形図に破線の残るのは南知多町と美浜町ぐらいで知多半島の破線はもうほとんどなくなってしまった。

とりあえず行ってみるかということで電チャリをUターンさせ下り坂を飛ばす。
人生下り坂サイコ~~である。

利屋(とぎや)からミカン畑のあるため池を過ぎると、一気に道が山道になり怪しくなってくる。いよいよ破線に突入した。それでも踏み跡はしっかりしているので、なんとか電チャリを強アシストにしてこいで行ける。道幅は人がかろうじてすれ違えるほどだ。

細い竹の伐採跡にタイヤを乗せないように慎重にこぐ。
気が付けば両脇の木々には樹名の表札がペンキのハンドメイドでほほえましく架かっている。
そして手作りの標札が・・・・。

矢印に導かれるように進むとツタで覆われたアスファルトの道に出た。
ツタが絡むのでチャリをデポ。さらに進むとブルドーザーで押し寄せられたと思われる、ぐちゃぐちゃになった巨木の塊が行く手を阻む。相当の量だ。
この木々の残骸をなんとか乗り越えて見える風景に愕然とする。

そこにあったのは高いフェンスで囲まれた広大なソーラー発電所だった。
人の侵入を拒絶した理由がこれだったのか。

フェンスを遠巻きに回り込んで、三角点を目指す。やぶ漕ぎである。
しかし、草ぼうぼうの三角点付近は必死で探したにもかかわらず。笹とツタの入り混じる場所で、よくある三角点を大事にしようという白い標柱と、昭和初期に建てられた「伊勢山頂上高峰」の石柱しか見つけられなかった。


GPSでは間違いなく踏んでいるのだが・・・・・。

昔の三角点の画像がネット上にあり確かめてみると、地面すれすれに頭だけ出した三角点であることがわかった。きっと地中に埋まってしまっているのかもしれない。
三角点探しに疲れて、ふと頭をあげると伊勢湾の風光明媚な景色が目に映った。


地権者の範囲はソーラーの部分だけかそれともこの三角点も含むのかわからない。
いずれにせよ知多半島の最高地点は一般人から手の届かないところに行ってしまったようだ。
もうここには来たくない。もう二度と来ないだろう。なぜかそんな思いが強くなった。

帰宅してから調べてみると、利屋から西村に抜ける破線は「内海、山海まちづくり協議会 きずなの会」という団体が「利屋、西村古道」として里山を守る活動の一環で何とか歩けるように整備を続けているそうだ。頭が下がる思いで、陰ながら応援させていただきたい。

高峰山128.5m、知多半島最高地点。低山ながら知多半島では高きが故にいわくのある残念な山。
南知多町の山としては、この高峰山ではなく、標高124.9mの大泊にある「富士ヶ峰」を紹介しているものが多い。
ここは僕は未踏だ。富士山が見えるらしい。知多半島の最高地点は脳内ではここにしておこうか。
いや、しかし、やっぱり・・・・・・。


複雑な思いで海岸線を漕いで帰路につけば、もう夕陽は鈴鹿山脈のはるか南に沈みつつあった。もうそんな季節になった。

 詳細コースなどはこちら↓
 美浜町、南知多町 最高地点 | Garmin Adventures

2013年11月23日土曜日

【武豊町最高地点】警固山と【美浜町一等三角点】鍋山


常滑から味覚の道を通って小鈴谷から広目東部丘陵の畑地帯を行くとイチジクやミカンの栽培が多くなってくる。
そんな畑の農作業用具置き場として利用されている面白いものがあった。
畑の地主にお会いして話を伺いたいものだ。




広目の丘陵部を小春日和の風を感じながら走ると、あっという間に武豊町に入り、丘陵部の武豊町自然公園についた。

 ここはもうずいぶん前から整備されて、
知多半島内では好きな公園のひとつである。
なんといっても、自然がそのまま残すように設計されているので、故郷常滑などで失われてしまった 里山の雰囲気がある。

 初めてクロスバイクで走ってみたが、これがまた実に走りやすく、階段も半分ぐらいは乗ったまま上り下りできる。
山道も走りやすく実に快適で楽しかった。四季折々にお手軽な里山として、訪れたい思いが留まった。
 ただし遊歩道なので歩行者にあったら下りることが肝心。
 
 この自然公園から武豊町最高地点の警固山83.6mへと向かうことができる。

 道も里山の尾根伝いの未舗装の車道で面白い。途中にイチョウの真っ黄色に出会う。銀杏でも栽培しているのだろうか。

 警固山は源頼朝が野間で討たれた父義朝の供養の際、見張りの警護に使った山との伝説があるようで、それが山名の由来となっているようだ。
警固山山頂83.6m

 山頂には大きな電波塔が二基そびえている。

 東は碧南の火力発電所、西はセントレアと三河湾、伊勢湾と双方の海が見渡せる。
電波塔が邪魔だが、いたしかたない。
三河湾方面
伊勢湾方面

 その後、知多半島道路の側道から美浜町オレンジラインに向かう。
 オレンジラインとは知多半島を名鉄河和口駅から、知多奥田駅まで横断するハイキングコースとして設定されている。
標識の上には鵜のオブジェがかわいい

 途中には三河湾国定公園の「鵜の池」とか一等三角点の「鍋山」通過していく。
  今回はオレンジラインの一部を使って、知多半島唯一の一等三角点鍋山へ行ってみることにした。 まさか知多半島の山の最高地点ではないところに一等三角点があるなんて思いもよらなかった。しかも標高81.6mの低山。
地形図では海抜81.6m
1等三角点


 展望は伊勢湾方面がよい。 オレンジラインに戻って走る。竹林や紅葉の道がいい。
鍋山あたりの紅葉
 天然記念物の鵜の池ではヒッチコックの映画を思い出させるような鵜の生息地でびっくりする。
鵜の池


 この辺りから知多半島南部に入ってくるわけだが、里山の自然が多く残る知多半島の丘陵地帯を行くルートとしておすすめコースだ。
小鈴谷漁港から着陸する航空機を望む

軌跡など詳細は↓
武豊町最高点と美浜町一等三角点 | Garmin Adventures

2013年11月21日木曜日

【阿久比町最高地点】峠ヶ峰74.9mへポタリング

阿久比町の最高地点、「峠ヶ峰」74.9mへと向かう。
ネットの情報によるとこの辺りは旧尾張藩の直轄林で「鎗場山御林」と呼ばれていたようだ。



久米の集落を抜けて旧半田街道へと向かうと、やがて半田池のわきを通る。
この池はかつてアマチュアのボートレースの池として、名が通っていたが、今ではその面影もない。
半田でも1.2を争うため池である。



今日の半田池は干上がってしまっている。いつもは水を満面にたたえているのに。
レジャーを禁止を知らせる看板もあった。

この半田池を南から回り込み東の小高い山峠ヶ峰を目指す。
池の東側はもうすでに阿久比町となっていた。

東から回り込む実線の道は草ぼうぼうで廃道に近い。
いったん戻って小道に自転車を止めて南側からアプローチして、薮山に突っ込んだ。
この斜面をよじ登って薮に突っ込む

なかなか手ごわい薮である。

ツタに足を取られ、茨にひっかけられて高地高地へと歩を進めると、造成地の崖の上に三角点があった。
峠が峰四等三角点

低山ながらやぶが激しく、ズボンがひっつきむしの種だらけになってしまった。

この種を取るのに時間がかかったが、これも里山の趣と割り切って帰路についた。


軌跡などは↓
阿久比最高地点峠ヶ峰 | Garmin Adventures