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2014年6月29日日曜日

【鈴鹿】東多古知谷右股

【 日 付 】2014年6月29日(日)
【 山 域 】 鈴鹿 御在所岳南面
【メンバー】 りゅうさんとの二名
【 天 候 】 晴れ
【 ルート 】 百間滝橋9:00~東多古知谷~11:30右股~12:20一の谷新道~13:30山頂~望湖台~表道~15:00百間滝橋

 いよいよ、沢の季節がやってきた。
 29日の日曜日は週初めの予報では雨模様で、自宅でゴソゴソかなぁと思っていたのだが、りゅうさんからの「好転してきそうなので東多古知どう?」などという腰を浮かせるメールが飛び込んできた。
 「ありゃ?今年の名コンビ(迷コンビ)の初沢の予定は元越谷でまったりと、じゃなかったんかいな?」まあいいや。
 
 昨夜は菰野、四日市あたりは土砂降りだったようで、水量が気になったが、いざ東多古知の堰堤を見ると案の定、堰堤の途中からも水が噴き出していた。
 堰堤の内側で身支度を完了してF1に取り付く。ありゃ体が重い。体が上がらないよ。キレがすこぶる悪し。水も板状に落下してるし。
 F1は顕著なチョックストーンの滝だったが砂でもつまったのか,様相が変わってきている。

 F4 18mは途中の木に「ヘ」のじ上にひっかかった流木にランニングビレイをとる。僕は滝下でビレイする。ここは滝の落ち口あたりがスラブ状で流量が多いともっていかれそうになるし、ちょっとした緊張する部分が最後にくるので、上がりきるまで油断ができない。
 もう少し下の部分でもう一か所ランニングビレイがとれれば、気分的に安心感が増すので次回はそのあたりも探しながら登ってみようと思う。


 今日のF5百間滝は水量が多く豪快であった。ここでしばしルートの研究。これも恒例作業。
 テラスまではフリー、そこから1本か2本オーバーハングの部分は人工登攀でアブミがいるだろうな~と。次は右の小ルンゼを1ピッチ。そのあと・・・・・・・・右の巻道に逃げて終了。
 とつぶやいたら、そのあと滝を横断して左側から攻める。とりゅうさんが言ってきた。「ただし水量の少ない11月!」が付け加えられた。
 まあ、現実的な話はさておき、滝を見ながら20分ほどああでもないこうでもないと・・・・ある意味こんな楽しめる滝もない。
 10年ほど前に鎖を垂らして登ったことがある。きわどいところはこの鎖の穴にフィフィをかけてアブミ2個で交互に登り切ったことがある。
 今考えれば準備に相当な時間と経費が掛かっていたんだと思う。


 百間滝の左岸を巻く。なんかいつもルートが違うように思うが、一番巻きやすいルートはどこなんだろうか。
 上部ナメの左岸にササユリを見つけた。久しぶりのササユリとの出会いもいいものだ。愛らしい可憐な花を一輪咲かせている。


 水量が多いのでナメもいい感じで遡行できる


 もう一つの核心部F7 15m が上部に見えてきた。
 20mロープをダブルでセット。アンカーにハーケンを使ってみる。適当な岩のクラックにハーケンを打ち込んだが、いつもやらないことをやると、いろいろ後になってトラブルがあるのがわかってくる。
 今日は水量が多いので流心に手を突っ込むのに難儀だし、もたもたしていると雨具を着ているとはいうものの、どんどん体温を奪われて体が冷え、手も水に入れられなくなってくる。
 そんなこともあって、いつもとは難易度の高いルートを強いられるので、本日久々に駆使したのがナッツセットだった。
 ランニングビレイにハーケン3本、ナッツ2か所の5か所のベタ打ちでこの滝を突破した。


 アンカービレイにハーケンを使ったので、上部のリングボルトに20mロープでは届かなくなった。要するにいつもより下部でのビレイとなってしまったのだ。
 「いっぱい!」という僕のコールも水音にかき消されそうだったが、それでもさすがにりゅうさんである。臨機応変に上部にナッツ2か所の分散流動で終了点を設置していた。
 
 あとでいろいろカムを使ったらどうだとか話してみるのだが、沢ゆえにドライな岩と違って高価なギアのメンテナンスもスキルの中に追加されてくるのが躊躇する部分ではある。
  
 今回は持参したアブミの出番はなかったが、いざとなったらいつでも使うという意識もどこかに持ちたいものだ。

 やがて二股に着いた。ここは通常ルートは左股を進むのだが、今日は二人とも未突入の右股を行こうと決まった。

 すぐに10mほどの滝が目の前に現れた。右側にクラックを持った上を流れが勢いよく走る、いかにもホールド、スタンスに乏しそうな斜瀑だ。
 しかも水のない岩の滑り台は薄い泥をつけたヌメヌメだった。


 しばし攻略法を検討するが、意外にあっさりと「巻き!」という結論に達した。右岸を見ればしっかりと踏んだ跡がついている。通常は巻きなのかな。


 巻きでおそらく小滝もまとめて巻いているのだろう。それにしても巻きといってもきわどい巻きでちょっとした一歩にもビビりが入る。地表に現れた小さい木の根の強度を確かめてつかみながら一歩ずつ巻き上がる。
 
 やがて谷はガラガラの浮石だらけの岩屑の谷と様相が変わってきた。ふと見上げると、なんとそこには割と新しいお地蔵さんが・・・・・。
 間違いなくこの場所で亡くなった人の供養のためのお地蔵さんなのであろう。
  まさか東多古知谷の上部にお地蔵さんが祀ってあるとは思わずに何とも言えない気持ちになった。こんな場所で遭難死するいきさつとは何であったのだろう。迷 い込みか、岩崩れに巻き込まれたか・・・・。 場所的には一の谷新道から100mほど下部だろうか。冥福をお祈りした。


 やがて水流も消え、懐かしい笹のやぶ漕ぎで一の谷新道の登山道に飛び出した。
 一度は入ってみたかった右股だが沢登りは断然左股のほうが洗練されている。そんな結論に達した。もう、右股に入ることはないだろう。

  アゼリア前の広場で昼食とした。おしゃれな若い登山者に混ざって我々のいでたちは安物のカッパにジャージと地下足袋である。実に異様な光景であっただろ う。しかもりゅうさんはadidasの地下足袋なんぞ履いているので、ますます異様である。この前はマムートの軍手をしていたような気がする。


 昼食後にスキー場のおしゃれな緑の丘を越えて、三角点、望湖台へと足を向ける。このあたりから我々名コンビの真骨頂が発揮される。

 アベックの山ガールのほうにチャチャをいれたり、山ガールだけのパーティーであれば声をかけて冗談など言いながら追い抜いていくことが多くなってきた。
 これも御在所の重要な楽しみの一つである。最近はこんなふうにして下山するのが恒例になってきた。

 表道をガンガン下り百閒滝展望地でもう一度攻略法のおさらいをして、三ツ口谷堰堤前の駐車地に帰着した。今年は何回沢に行けるかな?
 日本の夏、沢登りの夏は大好きな東多古知が外せない。

2014年2月13日木曜日

【鈴鹿】鎌ヶ岳

朝7:30に自宅を出発して9:30には鈴鹿スカイライン旧料金所に新設された駐車場を出発。14:30には下山。これも湾岸高速のおかげだろう。

 知多半島から見る鎌ヶ岳は無雪のように真っ黒だったが、やはり三ツ口谷は期待を裏切らない雪山であった。

浦川さん、後田さんという気のしれたメンバーに感謝。

機動力で、ちょっとした山行きのようなスタイルではあったが十分満足できた。

さらに天候にも恵まれ、ランチもまったりといい日だった。



詳細と他の画像は以下より

【鈴鹿】鎌ヶ岳20140213 | Garmin Adventures

2013年12月22日日曜日

【鈴鹿】御在所 藤内1ルンゼ左又~後尾根~中道

 クライミングの師匠りゅうさんと、冬季御在所、後尾根に行ってきた。

 菰野町役場を超える頃には大粒の雨になってきた。
 さあ、どのあたりから雪に変わるのだろう。そんなことを考えながら鈴鹿スカイラインに入ると、天気は小雪状態になった。
 りゅうさんは駐車スペースを確保してくれている。ありがたいことだ。
 お互い4WDとはいうものの、タイヤはノーマルで僕のなんかはツルツルだ。

 支度をして、裏道から歩き出すと若いカップルが雪のついた七の渡しの橋で、ビビっている。
からかいながら、抜きつ抜かれつ藤内の入口へと着いた。汗びしょびしょである。
 今日は冷え込むという予想から、アウターを厳冬期のものにした。これが暑い。
 アプローチまでの衣服調整がむつかしい。いつもこんな感じなんだが、毎回汗びしょびしょになる。学習能力があまりない。

 山は一ヶ月ぶりというりゅうさんの足取りは相変わらず早い。前回の前尾根の体調不良もあったので、遅れ気味にマイペースで行かせてもらった。

 藤内入口で装備を身につける。
 アイゼンはペツルのリンクスを装着している。アイスクライミング用の前歯縦爪変則15本歯だ。昨年、藤内沢で1回使って以来だ。少しでも道具に頼りたいと思う歳になったのかな。なんて最近は自分で自分を納得させることにしている。
2本の片方をバナナピックのにしなきゃ、と思っているうちにカジタのアイスハンマーは廃盤になってしまった。困ったことだ。
藤内滝をチラ見る


 通い慣れた藤内沢を横切ってプチラッセルで1ルンゼへ向かう。だんだん斜度が増してくる。


 1ルンゼ左俣へ入るとこんな景色が見える。

1ルンゼ左俣で上部からペアが懸垂下降で降りてきた。YY沢の左岸を登ったのだろうか。横尾尾根へのアイゼントレーニングだそうだ。
 まだ稜線上ではないので風は大したことはなかったのだが、懸垂下降のペアを待つこと10分弱。結構冷えた。結構、左にフラれていた。


 さてここからが今回の本番。ガリガリゴリゴリと岩と雪と氷の世界だ。

 凹部を右に取り、アイゼンの歯を効かせながら慎重に登る。氷があまりないので岩角にバイルを引っ掛けながら登る。
やがて大きなチョックストーンの真下、洞窟のような場所にたどり着いた。




ここからが核心部。通常はチョックストーンの内部をくぐり抜けるのだが、今回はりゅうさんのリードで難易度を上げて左から巻いた。
 ビレイと登攀にド真剣で画像が残っていないのが残念であるがそれも致し方ない。

一歩目の上部への立ち上がりがビビる。足を滑らせたら100mぐらいは落ちるだろう。確保してもらっているので安心だが、それでもかなりビビる。

そのあとはクラックがあるのだが、むつかしい。左上を見ると残置シュリンゲにカラビナがぶら下がっている。右を見ればキャメロットのカムが突っ込んであった。
さすがに携行品の準備は万端である。

ありがたいことである。ダブルA0で体を持ち上げるが、 こんどは右側の滑り台状の巨岩に足が上がらない。
日頃のストレッチ不足がここにきて祟ってしまった。

なんとか膝を使ってよじ上がった。ここまでくれば核心部終了である。

後尾根にたどり着いてみれば、暴風雪の様相になっていて、体が飛ばされそうになる。

あとは中道合流部へ藪の中をラッセルである。

実に楽しく、充実した一日であった。 りゅうさんに大感謝である。


下山時は、バラエティーに富んだ人物の登場ばかりで、苦笑いと、爆笑の帰路となる。さすがが御在所だ。

①スニーカー軽装の兄ちゃんは、中道キレットを無事に越えられただろうか?
②地蔵岩でのエクストリームアイロン掛けの兄ちゃんはどこに画像をUPしているんだろう?
③サンタさん、トナカイさん御一行はその後のイベントはあったのかな?

 やっぱり冬の藤内は素晴らしいのだ。

2013年12月8日日曜日

矢原川左股右岸尾根を行く

【日時】2013/12/8 晴れ
【メンバー】浦川さん、藤井
【コース】坂本~茶畑跡~西岨(ニシソバ)~不動明王祠~法印のコバ~上不動滝~定穴~茶畑跡~坂本

あれは10年程前だったろうか、単独で矢原川の滝の巻き道を左岸に取り、どこかで右岸に渡り、尾根上へ向かう踏み跡をたどった場所に、洞穴がありその中に安置されている石仏にドキリとしたのは。この場所が定穴であることを後から知った。
その場所の上だったのか、下だったのか、野登山が望める岩場で足元に梵字で大日如来の文字が彫られており、これまたドキリと足を引っ込めた。

そんな思い出をたどりながら矢原川左股の右岸にある、西岨(ニシソバというらしい)462.1m三角点を踏んで不動明王祠までの尾根道の計画を立ててみた。

坂本の棚田の公共駐車場に駐車する。
矢原川の林道に向かうと2年前にはなかった獣除けの檻状のゲートができていた。これを開けて林道を行くと茶畑までの一か所斜面からの崩落で道が埋まっていた。

茶畑は何年も放置されているのかますますジャングルになってくる。
朝早く目が覚めて「ラジオ深夜便」を聞いていると今日の花はお茶の花であった。そんな放置されて伸び切ったお茶の木だがまさに白い可憐な花をつけていた。初めて見るお茶の花に可愛らしさを覚える。

お茶畑から矢原川の流れを渡り対岸の斜面に突っ込む。薄い踏み跡なのか、けもの道なのか、そんな斜面を高度を上げていくと茨のバリケードにつかまった。


 今日はのこぎり持参である。久しぶりの装備であり、出発時には笑っていた浦川さんもこの場所でのこぎりの威力を知ることになるのだ。

一汗かいて西岨についた。意外にも山頂プレートが3つほどある。三角点マニアはここにもいたようだ。

どうも石谷川のほうから上がるか、尾根の末端あたりから上がったほうが簡単なのかもしれない。

ここからの尾根は、一般登山道の中で鈴鹿では難ルートと言われている仙ヶ岳南尾根に続いている。
とりあえず石谷川イタハシ谷登山道から尾根に乗り越す場所にある不動明王の祠まで 尾根通しで行ってみることにした。

尾根は高度を増すにつれて痩せ尾根になったり、岩峰が現れたり、アップダウンもあり、急降下の尾根取りがわかりにくかったりして、なかなか厳しい尾根ではあるがルートファインディングが実に面白いコースである。


やがて大岩の下にたどり着いた。これが不動明王の祠の大岩であった。

さて、これをどう乗り越えるか。

まずイタハシ谷側の北に回り込んでみる。テラス状の足元はスパッと切れている。
岩の高さは4mほどの高さはあるだろうか。
ちょっとしたクライミングの世界であるが、ここは最後の手段。確保は二人なので何とかなりそうだ。
頭上にはなぜか「交通安全」ののぼりがあざ笑うようにはためいている。
とりあえずもっと簡単にアプローチできる方法はないものかと、いったん南の斜面に下りてみる。
斜度はかなりあるが、法印のコバ方面に下りるルートに合流できないかとたくらんだ。
ごくごく薄い踏み跡をロープを張りながら慎重にトラバースすれば、なんとかルートに合流完了することができた。

不動明王にお参りをして岩の上部の仏像とご対面。ここでランチとした。

仙ヶ岳南尾根を若いペアの登山者が「ここ面白いね!」と言って登っていく。我々は彼らの眼中には全く入ってないようだ。
ここからふりかえれば茶畑や西岨が見える。


一息入れて法印のコバへと下る。
固定ロープを何本つかんだだろう。かなりの急降下だ。
法印のコバに着くと荒れつつある石仏が数体佇んでいる。

それぞれの石仏の名前は知らないが、向かって一番左の炎のような形をした石は不動明王を表しているのではないかと勝手に思っていた。
それが今日はどうだ、前のほうに転倒しているではないか。
直すべきか・・・。う~~ん悩んだ挙句そのままにすることにした。これが心残り。またの機会がきっとある。と自分で納得する。

今日は基本的に矢原川左股の右岸を行こうと決めていた。
右岸を行くと鈴鹿最大の滝と言われる下不動滝は完全に巻き道となり、お目にかかれない。
しかしながら、思うにこの右岸の道が坂本の村人の参拝道ではないかと思っている。
なぜなら、ところどころ崩落してしまってはいるものの、道が整備されているように思うからである。
上不動滝の滝の岩盤には左右両方に不動明王像をまつったといわれる、30cmほどの穴がある。
ここへのアプローチは右岸から。

そして上不動滝から少し下るとやはり右岸側に定穴への道が現れる。
(余談だが鈴鹿ハイキングクラブのHPにある絵地図は定穴の位置が間違っている)
この定穴は高さ1m、奥行き2mほどで修験道の行者が入定した場所とか、行者像がまつられているとかいろんな文献やレポートがある。
しかしながら、あくまでも自分の意見なのだが、どう考えても、どう見ても、ここに祀られている石仏の顔が優しすぎる。まちがいなく女性の仏様だと思う。


かつて初めて定穴に訪れ、その独特な雰囲気に感動して下山したときに、坂本の棚田で働く女性に定穴について尋ねたことがあった。

その女性曰く、坂本のお寺と同じ仏様がお祀りしてあって、村で結婚した新婚夫婦がまず最初に子宝に恵まれますようにとお参りに行ったと聞いた。

まさに胎内仏像の様相で登山関係の書とはえらい違いであるように思う。

僕は定穴の石像は阿弥陀如来像だと確信しているがどうだろうか。
次回はもう少し鮮明に画像を撮ってこようと思っている。

道はやがて植林帯になり茶畑に帰ってきた。

思い返せば、厳しいキレットの尾根や仏像。そういえば途中に表面がおぼろげな古い石像もおかれていた。
不動明王祠、法印のコバ、定穴、痩せ尾根・・・・。
ふと、ここは鈴鹿のパワースポットなのではないかなと思う。
大好きな仙ヶ岳周辺。感謝の思いがわいてきた。

さあ次は梵字をもう一度探しに行こう。

やっぱり今回も仙ヶ岳まで届かなかったか。でも、まあいいや。

鈴鹿のパワースポット仙ヶ岳矢原川流域をたどる。
仙ヶ岳矢原川パワースポット | Garmin Adventures

2013年11月4日月曜日

霊仙山麓河内風穴と多賀大社へ

11月3~4日の連休は雨模様で楽しみにしていた御在所岳前尾根クライミング予定もつぶれ、家でダラダラしていたが、急遽女房と娘で紅葉を見に行こうということになった。
愛知県で紅葉の名所と言えば「香嵐渓」である。
どうもそのあたりへ行きたいようだが、鈴鹿にいいとこがあるよと言って車を名神高速から滋賀県に向かわせた。

12時に伊吹のパーキングエリアでカツ丼定食をがっついていると、突如雨が降り出した。
目指すは鈴鹿の秘境と勝手に名づけている権現谷林道である。

ふと思いついたのが「河内風穴」であった。
霊仙山界隈へはかなり入り込んでいるのだが、ここはいつも素通りである。
御池岳の穴、鈴北岳の穴、近江カルスト台地の穴と巡ってはいるが、河内風穴はまだ未踏のアナであった。
登山で行ってもどうせこんなところには寄るはずもなく、今回が絶好のチャンスと思い付きではあるが、二人の了解を得ていくことにした。

権現谷を流れる水はいつも不思議に青くて感動する。
そんな川沿いに進むと河内の集落についた。
駐車場へのおばちゃんの手招きに応ずるまま、車を駐車する。
「駐車料金で400円となります。」
このシチュエーションはなんとなく予想はしていた。
それでもやさしいおばちゃんで、奥のほうから傘を持ってきてくれて3本貸してくれた。

「入場料おひとり500円いただきます。」
しめて1900円の出費である。でも今日は覚悟してきてるんだから良いのである。
むしろ想定内の金額である。

さて、神社の裏側に回り込み沢沿いの道を行くと、やがてコンクリートの歩道は山の斜面を上がりだす。
ありゃ?行き止まりだぁ!と思ったらかがんでくぐれるぐらいの穴がぽっかり。


をいをい!なんだよ~と通ってくぐってみると!なんとそこは衝撃の空洞がっ!



高さ3階建て分ぐらいの高さで広い空間にいる自分に気づく。
足元は人の頭ぐらいの岩がゴロゴロ。広さは50mプールより大きさそうだ。
あまりの空間に感動してしまった。



お客さんもパラパラ入ってくるし。
きわどい鉄の梯子階段を2階に上がると、鉄の扉で封鎖された穴があった。


鍾乳洞ということだったが、目を凝らして探してみたが、公開されている場所には鍾乳石はなかった。
どうもこの奥に鍾乳石や、シアターホールと呼ばれるもっと大きな空間があるらしい。これが見られないのが残念だ。



自分に一番性格が似ているという末娘は洞窟が大好きらしい。


あの空間は見る価値があると思う。思った以上に感動してしまった。ただし入場料は覚悟してね。
画像ではその広さを伝えられないのが残念だ。

日本で4番目に長い洞窟らしい。これも知らなかった。
恐るべし、河内風穴

帰路は権現谷林道を保月~杉~栗栖と通って紅葉を堪能して帰った。
帰りは多賀大社によって長寿のお参りをした。
15年ぶりの多賀大社だ。


糸引き餅は元祖と総本家どちらで買ったら正しいのだろう?


と考えていて、二軒1個ずつ買った。賢い選択だったと自画自賛。

山のアナアナ~~の一日であった。

2013年10月18日金曜日

【鈴鹿】電動アシスト自転車で入道ガ岳へ

【日 付】2013年10月18日(金)
【山 域】鈴鹿
【コース】宮妻峡駐車場11:15—11:30中谷出合—11:35奥の沢出合—12:00入道ケ岳林道コース登山道分岐—12:05チャリンコデポ—12:10チャリンコ回収—12:18林道終点—12:45奥の沢出合(ランチ)12:55—13:05宮妻峡駐車場
【メンバー】単独

週末に鳳凰三山を企んでいたが、天気がにわかに崩れてきた。
そこで急遽こんなときは電動アシストの試し乗りだと思って、スパッと入道ガ岳に車を走らせる。
もちろんYAMAHA PAS Brace XL の前輪を分解して車に積み込んだ。


今月初めに納車されてからというもの、ほぼ1日おきに近所の街中をチンタラと乗っていたのだが・・・(自転車であっちフラフラこっちフラフラすることを「ポタリング」と言うらしい。)
ついにいよいよ鈴鹿の林道デビューの日が来たのである。
本当は輪行で行きたかったのだが、なかなか日程が都合がつかず、週末の天気予報も芳しくないので突然思い立ってマイカーチャリンコ山行で東名阪をかっ飛ばして行ってきました。
前夜から宮妻峡から延びる入道ケ岳北の頭直下へと延びる林道に目をつけていた。あわよくば山頂の鳥居の下で伊勢湾をバックに記念撮影と行きたいものである。


宮妻峡の駐車場について、車に積んだ自転車をよっこらせとおろして外してあった前輪を組み立てる。いざ!出発である。
出発時の充電率は98%である。距離約5km、標高差約400mだ。


ハンドルにはGPSのOREGON 550もつけたよ



林道は奥の沢出合いまでは舗装もよく、快適にアシストも効いて8段変速の3段ぐらいで座ったままで漕いで登ることができる。時速も8km/hぐらい。
おやおやさすがにバッテリーの消費量が凄いぞ。90%を切ってきた。

奥の沢出合を過ぎると林道は小岩で埋め尽くされたり、路肩が崩れていたり、落石がそのままになっていたりでセミスリックタイヤに穴が開かないかスピードを落として進む。
そもそもアシストが効いた瞬間に石にでも乗り上げようものなら体が飛ばされて、谷側へダイブという恐ろしい状態になる。
ヤバそうなところは自転車から降りて押し上がるが、自転車の自重が24kgもあるので岩くずで埋まった林道を乗り越えるだけでも力がいる。

入道ガ岳へは奥の沢から登ったことがあるが、これより奥の林道は初見である。
土のなだらかな坂道や舗装道などは、もはや汗もかかず座ったままで鼻歌交じりで漕いでいけるのだが、岩くずのもっこりを越えるには自転車を引っ張りあげるのに大汗をかくのである。


沢からの岩くずで埋め尽くされる



ありゃ?こんなところにチ○コ岩があるぞ。
ここ最近調子のよくない前立腺が、サドルに圧迫されてさらに不快感を覚えてきたので、こんな立派な岩にあやかりたいものだなぁ、とつくづく思うのである。




入道ガ岳林道コースの登山道分岐があった。ここから普通の登山道になって北の頭に続く地道の登山道だ。


林道コース登山道は北の頭へと続く



ちょっと自転車を引っ張ったり押したりしながら上げながら登ってみたが、重い自転車のために足がズリズリ滑るばかりで大汗が出てきた。
「や~めた」
自転車をデポして北の頭方面へどんなもんかいなと行ってみたが、山頂はおろか北の頭もまだまだ標高差120mほどあって遠く感じた。
あっさりと引き返して自転車を回収して、ズリズリと登山道を下る。
林道に出てからせっかくなので林道の最奥まで行ってみた。北の頭の直下の段々になった崩落治山箇所だ。
ここでバッテリーが50%になっていた。

林道ではほとんど強アシストで楽チンサイクリングだったので、こんなものなのか。意外と電気を消費しているようだ。

帰路の林道を散在する岩を避けながらじわじわと下っていく。こけないように。
奥の沢の出合で自転車を停めておにぎりランチ。





あとは良好な状態の林道を風を切って下った。

どうもこのタイプの自転車は今の自分では崩壊寸前の林道レベルが精一杯での走行可能となるんじゃないだろうか。
もうテクニックの向上は無理だろうし。

山頂への電チャリアプローチは失敗したものの、まあそんな画像をアップしてもヒンシュクを買うだけなので、今回はまあいいかってことに。これからはこっそり続けようかな。次回は輪行で伊吹山避難小屋あたりまで行けないかな?・・・いつになるやら・・・・。
詳細データは↓
入道ケ岳20131018 | Garmin Adventures

2013年9月29日日曜日

【鈴鹿】御在所岳藤内壁前尾根

朝6:00に稔久くんの家にお迎えに行く。
いろいろと話が弾んで、鈴鹿スカイラインの蒼滝橋の手前でりゅうさんが既に待っていてくれて、駐車スペースを確保してくれていた。

久しぶりの御在所裏道は、砂防ダムへの道が一般道になりつつあるのか、日向小屋も新築されアクセスが楽になっている。
重いザックを背負いながら、韋駄天のようなりゅうさんの後をついて行くが、徐々に離され汗が吹き出してきた。

藤内小屋では写真展が開かれていた。
目指す藤内前尾根は上部がガスで覆われている。

P7下部では10人ほどのパーティーで一人5分かかっても50分の待ち、あえなくP7は巻くことにした。
p6からのリードはりゅうさん。ビレイヤーは僕。
ひょいひょいと登っていくのを感心しながら見ているうちに、僕の登る順番だ。

ところがである。
ランニングビレイ2箇所目を越えるあたりで、脈拍に連動するように激しい頭痛が突然襲ってきた。
吐きそうになるのをこらえて、なんとか登りきった。

その後以前からの宿題であった、チムニーへ挑戦!
すごい息使いになっていたようで、チムニーにこだましていたようだ。
ズリズリとチムニーを休み休み青息吐息で登りきった。これで宿題完了。

ここで体調不良を告げると「撤退」ということになった。

そのあと、頭痛をだましだましでP6あたりでレイバックで遊び、巻き下ってP7を登って遊ぶ。
レイバックで遊ぶ稔久君
時間的にはそれなりに岩登りをしたことになるが、ヤグラまでは到達できなかった。

思い出して見るに偏頭痛という遺伝的な症状があるのが15年ぶりぐらいに出たようだ。
亡き母親も、末娘もこれに苦労している。男性は少ないようだがかつて35歳ぐらいまでは自分にその症状が数年に1回出て来ていた。
激しい運動をして血圧が上がり脈拍が高ぶってくると、ガンガンと脈打つように頭が痛くなってくる。

この日に偏頭痛の種があって、それがクライミングの体の動きで、過度に反応して発症したようだ。
ようするに日頃の運動不足が影響しているということなんだろう。
雨飾山から山もご無沙汰していたし。ちょっと休むともうダメな年齢になってきたのがよくわかった。

メンバーに迷惑をかけてしまった。久々の「撤退」であった。

ちょっと走ることにしようかな。
反省の山行きとなりました。


詳細データ、全画像は↓
御在所岳藤内壁前尾根 | Garmin Adventures




2007年2月7日水曜日

【鈴鹿】 鎌ヶ岳 2007/2/4


快晴でしたが、強風で体が持っていかれそうなほどでした。
雪はご覧のとおり少ないですね。三ッ口谷の県境尾根登れずに長石尾根に巻き上がっての山頂でした。
コメントお待ちしています。