戸隠は女房がガールスカウト在籍中に、全国大会のキャンプがあった場所で以前からよく聴かされていた。
そういえば、高校の修学旅行もこのあたりではなかったか。
戸隠キャンプ場手前の道沿いの駐車地に駐車する。
賑やかなキャンプ場の脇を通って戸隠牧場に入ると、牛が放牧されている登山道を行く。
今までの経験だと柵のなかにいる牛がここでは、登山道に放牧されているのだ。
こんなことは初体験で、こわごわ牛の脇を歩く。
滑滝の鎖を上がるとさらにトラバースの鎖があり、やがて一不動小屋の尾根に飛び出す。
これから続く尾根のピークには菩薩、如来の名前が付けられているのだ
一不動、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀、十一阿閦、十二大日、十三虚空蔵
十阿弥陀が高妻山、十三虚空蔵が乙妻山となる。
かなりのアップダウンの尾根でバテてきた。
岩塊を載せる尾根に立つと十阿弥陀を超えて高妻山山頂である。
十三仏という考え方なら高妻山までだと、片手落ちになると思い、頑張って乙妻山まで足を伸ばした。
流石に踏み跡が薄く、キレット状の危険な岩場を超える。
慎重に行くとなんと 十二大日のたおやかな草原が現れるではないか。
素晴らしい場所だった。
ひと上りで乙妻山、山頂へ。
来た道をもどり六弥勒から弥勒新道を使って戸隠牧場に降りる。
もうすぐ夕暮れが迫っていた。
山行データは以下
高妻山、乙妻山 | Garmin Adventures
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