いろいろと話が弾んで、鈴鹿スカイラインの蒼滝橋の手前でりゅうさんが既に待っていてくれて、駐車スペースを確保してくれていた。
久しぶりの御在所裏道は、砂防ダムへの道が一般道になりつつあるのか、日向小屋も新築されアクセスが楽になっている。
重いザックを背負いながら、韋駄天のようなりゅうさんの後をついて行くが、徐々に離され汗が吹き出してきた。
藤内小屋では写真展が開かれていた。
目指す藤内前尾根は上部がガスで覆われている。
P7下部では10人ほどのパーティーで一人5分かかっても50分の待ち、あえなくP7は巻くことにした。
p6からのリードはりゅうさん。ビレイヤーは僕。
ひょいひょいと登っていくのを感心しながら見ているうちに、僕の登る順番だ。
ところがである。
ランニングビレイ2箇所目を越えるあたりで、脈拍に連動するように激しい頭痛が突然襲ってきた。
吐きそうになるのをこらえて、なんとか登りきった。
その後以前からの宿題であった、チムニーへ挑戦!
すごい息使いになっていたようで、チムニーにこだましていたようだ。
ズリズリとチムニーを休み休み青息吐息で登りきった。これで宿題完了。
ここで体調不良を告げると「撤退」ということになった。
そのあと、頭痛をだましだましでP6あたりでレイバックで遊び、巻き下ってP7を登って遊ぶ。
レイバックで遊ぶ稔久君 |
思い出して見るに偏頭痛という遺伝的な症状があるのが15年ぶりぐらいに出たようだ。
亡き母親も、末娘もこれに苦労している。男性は少ないようだがかつて35歳ぐらいまでは自分にその症状が数年に1回出て来ていた。
激しい運動をして血圧が上がり脈拍が高ぶってくると、ガンガンと脈打つように頭が痛くなってくる。
この日に偏頭痛の種があって、それがクライミングの体の動きで、過度に反応して発症したようだ。
ようするに日頃の運動不足が影響しているということなんだろう。
雨飾山から山もご無沙汰していたし。ちょっと休むともうダメな年齢になってきたのがよくわかった。
メンバーに迷惑をかけてしまった。久々の「撤退」であった。
ちょっと走ることにしようかな。
反省の山行きとなりました。
詳細データ、全画像は↓
御在所岳藤内壁前尾根 | Garmin Adventures