2013年11月4日月曜日

霊仙山麓河内風穴と多賀大社へ

11月3~4日の連休は雨模様で楽しみにしていた御在所岳前尾根クライミング予定もつぶれ、家でダラダラしていたが、急遽女房と娘で紅葉を見に行こうということになった。
愛知県で紅葉の名所と言えば「香嵐渓」である。
どうもそのあたりへ行きたいようだが、鈴鹿にいいとこがあるよと言って車を名神高速から滋賀県に向かわせた。

12時に伊吹のパーキングエリアでカツ丼定食をがっついていると、突如雨が降り出した。
目指すは鈴鹿の秘境と勝手に名づけている権現谷林道である。

ふと思いついたのが「河内風穴」であった。
霊仙山界隈へはかなり入り込んでいるのだが、ここはいつも素通りである。
御池岳の穴、鈴北岳の穴、近江カルスト台地の穴と巡ってはいるが、河内風穴はまだ未踏のアナであった。
登山で行ってもどうせこんなところには寄るはずもなく、今回が絶好のチャンスと思い付きではあるが、二人の了解を得ていくことにした。

権現谷を流れる水はいつも不思議に青くて感動する。
そんな川沿いに進むと河内の集落についた。
駐車場へのおばちゃんの手招きに応ずるまま、車を駐車する。
「駐車料金で400円となります。」
このシチュエーションはなんとなく予想はしていた。
それでもやさしいおばちゃんで、奥のほうから傘を持ってきてくれて3本貸してくれた。

「入場料おひとり500円いただきます。」
しめて1900円の出費である。でも今日は覚悟してきてるんだから良いのである。
むしろ想定内の金額である。

さて、神社の裏側に回り込み沢沿いの道を行くと、やがてコンクリートの歩道は山の斜面を上がりだす。
ありゃ?行き止まりだぁ!と思ったらかがんでくぐれるぐらいの穴がぽっかり。


をいをい!なんだよ~と通ってくぐってみると!なんとそこは衝撃の空洞がっ!



高さ3階建て分ぐらいの高さで広い空間にいる自分に気づく。
足元は人の頭ぐらいの岩がゴロゴロ。広さは50mプールより大きさそうだ。
あまりの空間に感動してしまった。



お客さんもパラパラ入ってくるし。
きわどい鉄の梯子階段を2階に上がると、鉄の扉で封鎖された穴があった。


鍾乳洞ということだったが、目を凝らして探してみたが、公開されている場所には鍾乳石はなかった。
どうもこの奥に鍾乳石や、シアターホールと呼ばれるもっと大きな空間があるらしい。これが見られないのが残念だ。



自分に一番性格が似ているという末娘は洞窟が大好きらしい。


あの空間は見る価値があると思う。思った以上に感動してしまった。ただし入場料は覚悟してね。
画像ではその広さを伝えられないのが残念だ。

日本で4番目に長い洞窟らしい。これも知らなかった。
恐るべし、河内風穴

帰路は権現谷林道を保月~杉~栗栖と通って紅葉を堪能して帰った。
帰りは多賀大社によって長寿のお参りをした。
15年ぶりの多賀大社だ。


糸引き餅は元祖と総本家どちらで買ったら正しいのだろう?


と考えていて、二軒1個ずつ買った。賢い選択だったと自画自賛。

山のアナアナ~~の一日であった。

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